月は東に日は西に番外編〜結先生のヒミツその後〜

作:デュール


その後美琴、文緒、保奈美を元に戻した後、結は保奈美に呼ばれた。


誰もいない林・・・・結と保奈美を除いて
「あの・・・・先生」
「何?保奈美さん」
「今度・・・・・他の物に固められたいんですけど・・・・」
「・・・・・え!!!」
結は驚いた。
そう言う生徒は数少ない、保奈美はその数少ない人たちの1人であった。
「どういうことですか、保奈美さん」
「いえ・・・・前に私を蝋人形にしたとき、美琴や文緒は別のものに変わってました」
「・・・・・うん」
「だから・・・・・私他の物に固められたいんです」
「・・・・・分かったわ、でもこれは誰にも言ってはだめよ」
「分かってますよ・・・・・うれしいです」
「え?何が?」
「生徒が先生に固められるなんて・・・・・これって愛情の一部だと思うんです」
「・・・・・」
結は黙った。
それもそうだ、固められるというのは一部を除き誰でも嫌なこと、それに非現実なのだ。
「結先生は人を固めるのが好きなんですよね」
それが結の心を動かしたのか結は快く
「そうね・・・・・そうだ保奈美さん今度どういう物に固められたいですか」
「え〜と・・・・・チョコレートがいいです」
「ふふっ、保奈美さんの好きなものですよね・・・」
「はい・・・・でも固まった後食べないでくださいね」
「食べない食べない、保奈美さんがプリンにもならない限りはね・・・」
「先生ったら!」
「ふふっ、そろそろ戻りましょうか」
「はい」
こうして結と保奈美は学園へと戻っていった。

おわり


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